劇団暁の家系図は三咲夏樹・春樹の兄弟が軸!座長一家に血縁でない2人がいる理由

劇団暁の家系図は三咲夏樹・春樹の兄弟が軸!座長一家に血縁でない2人がいる理由

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大衆演劇の劇団暁を観たあと、多くの人が同じところでつまずきます。

三咲という名字の役者さんが、舞台の上に10人以上いるからです。

夏樹さん、春樹さん、暁人さん、大樹さん。誰が誰の親で、誰が兄弟なのか、パンフレットを見てもすぐには分かりません。

調べてみると、この一座の家系図には「実の家族の線」と「そうではない線」が同時に走っていました。

この記事を読むとわかること
・劇団暁の家系図と、三咲夏樹・春樹・暁人・大樹の正確な続柄
・座長一家8人の子どもたちが、それぞれどちらの座長の子か
・三咲家の血縁ではない座員が、なぜ副座長を務めているのか

劇団暁の家系図|三咲夏樹・春樹・暁人・大樹の血縁関係

まず結論からお伝えします。

劇団暁の中心にいるのは、三咲夏樹さんと三咲春樹さんという実の兄弟です。

そして舞台に立つ若手のほとんどが、この2人の子どもたち。ただし、そこに含まれない人物もいます。

劇団暁の家系図を一枚で整理|三咲家3世代の全体像

最初に全体像を押さえておきましょう。

劇団暁の家系図は、初代座長・三咲てつやさんを頂点に、兄弟座長の代、その子どもたちの代という3層構造になっています。

世代 人物 立場
第1世代 三咲てつや/ふぶき梨花 初代座長/女将
第2世代 三咲夏樹・三咲春樹(実の兄弟) 兄座長/弟座長
第2世代 三咲きよ美 二代目座長(船生かぶき村常駐)
第3世代 暁人・隼人・龍人・鷹人・舞花 夏樹の子(5人)
第3世代 愛羅・良羅・憧 春樹の子(3人)
第3世代 梨奈 きよ美の子
血縁外 三咲大樹・三咲楓馬 一般家庭出身の座員

この表を頭に入れておくと、以降の話がぐっと分かりやすくなります。

ポイントは、劇団暁が「ほぼ全員が身内」という珍しい構成の一座であることです。

大衆演劇では家族経営の劇団が珍しくありませんが、ここまで血縁の密度が高い一座はそう多くありません。

三咲夏樹と三咲春樹は実の兄弟|2歳違いで座長を襲名

家系図の軸になるのが、この2人です。

三咲夏樹さんと三咲春樹さんは実の兄弟で、夏樹さんが兄、春樹さんが弟にあたります。

船生かぶき村の公式プロフィールによると、夏樹さんは1980年4月2日生まれ、春樹さんは1982年12月24日生まれ。2歳半ほどの年齢差です。

2人とも福岡県の出身で、初舞台は夏樹さんが7歳、春樹さんが6歳と記されています。

そして2009年、兄弟そろって座長を襲名しました

劇団の呼び方も独特で、夏樹さんは「兄座長」、春樹さんは「弟座長」と表記されます。どちらが上というより、二枚看板という考え方なんですね。

芸風も対照的です。夏樹さんは艶やかな女形、春樹さんは凛々しい立ち役を得意としています。

兄弟で役柄を分け合うことで、一座としての幅が生まれているわけです。

三咲暁人は夏樹の長男|春樹は叔父にあたる

次の世代の顔がこの人です。

三咲暁人さんは三咲夏樹さんの長男で、三咲春樹さんは暁人さんにとって叔父にあたります。

これは暁人さん本人がインタビューではっきり語っている関係です。座長昇進公演の取材で、父・夏樹座長と叔父・春樹座長の名前を挙げ「3人座長体制でやっていく」と話しています。

暁人さんは1997年11月14日生まれ、栃木県の出身。公式プロフィールでは初舞台が「0歳」と記されています。

本人の記憶では2〜3歳ごろで、演目は弁天小僧。「刀を持って自分の影を叩き続けるという謎の舞踊」だったと振り返っています。

18歳だった2015年に若座長、そして2023年に25歳で座長を襲名しました。

昇進のきっかけは、前年の後半に父・夏樹座長から告げられた「お前座長な」の一言だったそうです。

これで劇団暁は、夏樹・春樹・暁人という親子と叔父甥による3座長体制になりました。

三咲大樹は血縁ではない|一般家庭出身の副座長

ここが、家系図を読むときにいちばん誤解されやすい部分です。

副座長の三咲大樹さんは、夏樹さん・春樹さんの子どもではありません。一般家庭の出身です。

芸名が「三咲」で「〜樹」という字も共通しているため、兄弟や息子だと思われがちなんですね。

ただ、生年月日を並べると事情が見えてきます。大樹さんは1990年9月20日生まれ。夏樹さんが1980年生まれですから、親子とするには年齢差が足りません。

公式プロフィールでは栃木県出身、初舞台は12歳と記されています。本拠地の船生かぶき村がある土地から、後年に加わった座員ということになります。

劇団を詳しく紹介するファンの記事でも、劇団暁は「三咲大樹副座長と三咲楓馬の2人を除き身内で構成される劇団」と説明されています。

血縁ではないのに副座長。この事実のほうが、実はこの一座の性格をよく表しています。

大樹さんは令和4年(2022年)に副座長へ就任したとされ、家族の劇団に外から入って幹部まで上がった人物ということになります。

夏樹の子どもは5人|暁人・隼人・龍人・鷹人・舞花

兄・夏樹さんの家族から見ていきます。

三咲夏樹さんには5人の子どもがいて、全員が劇団暁の舞台に立っています。

続柄 氏名 生年月日 初舞台
長男 三咲暁人 1997年11月14日 0歳
次男 三咲隼人 2001年3月14日 3歳
三男 三咲龍人 2002年10月26日 3歳
長女 三咲舞花 2004年11月10日 5歳
四男 三咲鷹人 2006年7月29日 3歳

男の子が4人に女の子が1人という構成です。

注目したいのは初舞台の年齢で、全員が0〜5歳のうちに舞台を踏んでいます

次男の隼人さんは現在「花形」という位置づけで、若手の中心として名前が挙がることが増えました。

生まれた瞬間から劇場が生活の場だった、というのがこの家の当たり前なんですね。

春樹の子どもは3人|愛羅・良羅・憧

弟・春樹さんのほうも見ていきましょう。

三咲春樹さんには3人の子どもがいて、こちらも全員が座員です。

続柄 氏名 生年月日 初舞台
長女 三咲愛羅 2001年10月25日 3歳
次女 三咲良羅 2003年1月29日 5歳
長男 三咲憧 2004年5月10日 1歳

女の子2人に男の子1人。夏樹さんの家とはちょうど逆の構成です。

長女の愛羅さんは花形として名前が出ることが多く、いとこにあたる隼人さんとほぼ同学年になります。

夏樹さんの5人と春樹さんの3人を合わせて計8人。フジテレビ『ザ・ノンフィクション』の紹介文でも「8人の子どもがいて、全員が役者として劇団を支えている」と説明されていました。

ここで一つ、ややこしい点を補足しておきます。

春樹さんの生年月日について、一部のまとめ記事では「1991年12月24日」と紹介されています。ただ、それだと長女の愛羅さんが生まれた2001年に春樹さんは9歳という計算になってしまいます。

公式サイトの1982年生まれのほうが、兄・夏樹さんの生年とも子どもの生年とも矛盾しません。本記事では公式表記を採用しています。

三咲きよ美と娘・梨奈|船生かぶき村を守るもう一つの系統

家系図には、旅公演組とは別の流れもあります。

二代目座長の三咲きよ美さんは、本拠地・船生かぶき村に常駐する座長です。

公式プロフィールによると1976年2月5日生まれ、愛知県岡崎市の出身で、初舞台は14歳。

紹介文によれば1990年に14歳で初代座長・三咲てつやさんに弟子入りし、その5年後の1995年7月に二代目座長を襲名したとされています。

つまり、きよ美さんも三咲家の生まれではなく、外から入って座長になった人ということになります。

娘の三咲梨奈さんは2005年3月9日生まれ、初舞台は2歳。大家族の中で、きよ美さんの子どもは梨奈さんひとりです。

劇団暁は、夏樹さん・春樹さんが率いる旅公演組と、きよ美さんが守る船生かぶき村の常設組という二本立てで動いています。

家系図が単純な一本の線にならないのは、この構造があるからなんですね。

初代座長・三咲てつやと女将ふぶき梨花|三咲家の原点

すべての始まりはこの人です。

初代座長・三咲てつやさんは、1943年(昭和18年)12月9日に満州国で生まれました。

船生かぶき村の公式年譜によれば、終戦後の1946年11月に日本へ引き揚げ、福岡県久留米市に定住しています。

変わっているのはその後の経歴です。1962年に福岡大学法学部法律学科へ入学。ところが1971年6月に放浪の旅へ出て、1976年8月に市川喜章劇団へ入団しました。

法学部から旅役者へ。この転身が、のちの劇団暁につながっていきます。

女将を務めるふぶき梨花さんは栃木県の出身で、初代座長の妻とされる人物です。旅公演の時代は副座長として舞台に立ち、常設劇場ができてからは女将として一座を支えてきました。

公式年譜には、てつやさんが1984年2月にふぶき梨花さんと、1988年4月にさつき・和美姉妹と、そして1989年8月に夏樹・春樹と「出会う」と記されています。

この一行が、劇団暁の家系図を読み解く鍵になります。

劇団暁の家系図から見える一座の歩みと今

続柄が分かったところで、もう一歩踏み込みます。

実は劇団暁の家系図には、血のつながりだけでは説明できない部分があります。

創立からの歩みをたどると、この一座が「家族の劇団」になっていった過程が見えてきます。

夏樹・春樹は三咲家の生まれではない|1989年の入門から始まった

ここが最も意外な事実かもしれません。

兄弟座長の夏樹さん・春樹さんは、初代座長・三咲てつやさんの実の息子として生まれたわけではないとみられます。

根拠は2つあります。

1つは船生かぶき村の公式年譜で、1989年(平成元年)8月に「夏樹・春樹と出会う」と記されている点。生まれた子どもについて「出会う」とは書きません。

もう1つは、大衆演劇の情報サイトに残る「平成元年、兄の三咲夏樹の後を追って劇団暁に入門」という春樹さんの経歴です。

1989年時点で夏樹さんは9歳、春樹さんは6歳。子どものうちに一座へ加わり、そこから20年を経て2009年に座長を襲名したことになります。

初代座長が福岡県久留米市に定住していたこと、そして夏樹さん・春樹さんがともに福岡県出身であることを考えると、地元でのつながりがあった可能性は高そうです。

ただし、入門に至る詳しい経緯を公式に説明した資料は見当たりませんでした。ここは断定せず、事実として確認できる範囲にとどめておきます。

劇団暁の旗揚げは1983年|市川喜章劇団からの独立

劇団そのものの出発点も確認しておきましょう。

劇団暁は1983年(昭和58年)、三咲てつやさんによって旗揚げされました。

公式年譜によれば、同年5月に市川喜章劇団を退団し、6月に栃木県西那須野町で劇団暁を設立。旗揚げ公演は那須ヘルスセンターで行われたと記録されています。

その後は全国を旅回りする巡業の日々が続きました。

1987年12月には「楽屋ぐらし」「雪舞い峠」の2曲をビクターレコードからリリースしています。座長がレコードデビューしている劇団というのも、なかなか珍しいところです。

この旗揚げの年、夏樹さんはまだ3歳。春樹さんは生まれてすぐでした。

船生かぶき村は1994年開村|常設劇場を持つ稀有な劇団

劇団暁を語るうえで外せないのが、この場所です。

1994年(平成6年)11月11日、栃木県塩谷郡塩谷町に常設劇場「船生かぶき村」がこけら落としを迎えました。

大衆演劇の劇団は劇場を渡り歩くのが基本で、自前の常設劇場を持つ一座は多くありません。

ここを拠点にしたことで、劇団暁は旅公演組と本拠地組に分かれて活動できる体制を手に入れました。

夏樹さん・春樹さんが子どもたちを連れて全国を回り、きよ美さんが船生かぶき村の舞台を守る。この分担が成り立つのは、常設劇場があるからです。

1999年に5周年、2014年に20周年を迎え、現在も公演が続いています。

子どもたちが栃木県出身と記されているのも、この劇場が生活の拠点になったからなんですね。

2023年の3座長体制|暁人の座長昇進で世代交代へ

そして現在の形になります。

2023年、三咲暁人さんが座長を襲名し、夏樹・春樹・暁人による3座長体制が始まりました。

暁人さんは昇進について「正直、自分ではまだ早いと思っています」と語っています。

「座長は自分からなるものではなく、周りの関係者の方々のお声をいただいて初めてなれるもの」という言葉も残しました。

ただ、実務の面ではずっと前から中心にいた人でもあります。花形時代から舞踊ショーの構成を任され、中学生のころには「勝手に構成を変えて叱られても」続けた末に「そんなにやりたいんならやれ!」と認められたというエピソードを明かしています。

2025年3月にはフジテレビ『ザ・ノンフィクション』で、浅草・木馬館の舞台に立ち「日本一の劇団になる」と宣言する姿が放送されました。

家系図の第3世代が、いよいよ一座の顔になってきたということです。

血縁でない座員・三咲楓馬|『ザ・ノンフィクション』が映した現在地

最後に、家系図の外側にいるもうひとりを紹介します。

三咲楓馬さんは、芝居経験ゼロの状態から高校を中退して劇団暁に入団した座員です。

公式プロフィールでは2007年1月20日生まれ、神奈川県出身、初舞台は16歳と記されています。他の座員が0〜5歳で初舞台を踏んでいるのと比べると、まったく違う経歴です。

きっかけは、母親と一緒に劇団暁の公演を観たことだったといいます。

2025年3月にフジテレビで放送された『ザ・ノンフィクション「われら旅芸人の大家族〜僕とわたしの生きる道〜」』では、この楓馬さんが主役級の扱いで登場しました。

稽古に励みながらも上達に課題を抱え、舞台上で指導を受ける場面も映されています。生まれたときから舞台にいた子どもたちの中で、ひとり後から追いかける立場だからです。

同じ番組では、船生かぶき村の社長でもある春樹さんが、観客の高齢化とコロナ禍で存続の危機にある劇場の改修に自ら取り組む姿も描かれました。

血縁で固まった一座に、大樹さんや楓馬さんのような外からの座員が加わっている。劇団暁の家系図を追いかけると、最終的にはこの「開いている部分」に行き着きます。

劇団暁の家系図についてのまとめ

  • 劇団暁は初代座長・三咲てつや、兄弟座長の夏樹・春樹、その子どもたちという3世代構成
  • 三咲夏樹(1980年4月2日生)と三咲春樹(1982年12月24日生)は実の兄弟で、春樹が弟
  • 2人は2009年に兄座長・弟座長として同時に座長を襲名した
  • 三咲暁人は夏樹の長男で、春樹は暁人にとって叔父にあたる
  • 暁人は2015年に18歳で若座長、2023年に25歳で座長を襲名した
  • 夏樹の子は暁人・隼人・龍人・舞花・鷹人の5人
  • 春樹の子は愛羅・良羅・憧の3人で、兄弟合わせて8人全員が座員
  • 副座長の三咲大樹は座長一家の血縁ではなく、一般家庭の出身
  • 三咲楓馬も血縁外で、高校中退・芝居経験ゼロから16歳で初舞台を踏んだ
  • 本拠地に常駐する二代目座長・三咲きよ美も三咲家の生まれではなく、弟子入りから座長になった
  • きよ美の娘・三咲梨奈は2005年生まれで、きよ美の子どもは1人だけ
  • 初代座長・三咲てつやは1943年に満州国生まれ、福岡大学法学部から旅役者に転身した
  • 公式年譜には1989年8月に「夏樹・春樹と出会う」とあり、2人は入門組とみられる
  • 劇団暁の旗揚げは1983年、市川喜章劇団を退団した三咲てつやが栃木県で設立した
  • 1994年11月に常設劇場「船生かぶき村」がこけら落としを迎えた
  • 2025年3月にフジテレビ『ザ・ノンフィクション』が一座に密着し、楓馬と春樹が中心に描かれた

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