桜林直子の生い立ちを解説!娘の夏休み40日に気づいた母が起業するまでの道のり

桜林直子の生い立ちを解説!娘の夏休み40日に気づいた母が起業するまでの道のり

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桜林直子さんの生い立ちが気になっている方は多いのではないでしょうか。

「夢も目標もなかった」と自ら語る桜林さんが、20代でシングルマザーになりながらも洋菓子業界で12年間働き続け、「半分の時間で2倍稼ぐ」というミッションでクッキー屋を起業した——その生き方、実は調べれば調べるほど面白いんです。

この記事では、桜林さんの幼少期の家族環境から製菓専門学校時代、シングルマザーとして歩んだ20代、そして起業に至るまでの経緯を詳しくまとめました。

この記事を読むとわかること
・桜林直子さんの生い立ちとプロフィール(製菓専門学校〜シングルマザー時代)
・起業の動機となった「娘の夏休み問題」と「4つの優先事項」
・現在の活動(雑談の人・Podcast「となりの雑談」・著書)

桜林直子の生い立ちとシングルマザーから起業するまでの経緯

桜林直子さんの生い立ちは、決して順風満帆とは言えないものでした。

でも、その波乱万丈な経験が「雑談の人」「サクちゃん」と呼ばれる今の彼女を形作っています。

ここでは、幼少期から起業に至るまでの経緯をじっくり追っていきましょう。

プロフィール:1978年東京生まれのクッキー屋・雑談の人

桜林直子さんの基本的なプロフィールをまずまとめます。

項目 内容
本名 桜林直子(さくらばやし なおこ)
生年 1978年
出身 東京都
職業 クッキーショップオーナー、「雑談の人」、文筆家
ニックネーム サクちゃん
代表作 著書『世界は夢組と叶え組でできている』(ダイヤモンド社、2020年)
活動 Podcast「となりの雑談」(ジェーン・スーと共演)、雑談サービス「サクちゃん聞いて」

桜林直子さんが広く知られるようになったのは、東京・渋谷区富ヶ谷にアイシングクッキーの専門店「SAC about cookies」をオープンしたことがきっかけでした。

「サクちゃん」という愛称で親しまれる桜林さんは、SNS映えするかわいいクッキーで注目を集め、テレビ番組「セブンルール」にも出演。

その後はnoteでのエッセイ執筆が人気を呼び、今は「雑談の人」として雑談サービスやポッドキャストで活躍しています。

一見華やかに見えるキャリアですが、その背景にはシングルマザーとして生き抜いてきた桜林さんならではの、リアルで地に足のついた人生があります。

学歴は製菓専門学校、洋菓子業界でのキャリアスタート

桜林さんは製菓専門学校を卒業後、洋菓子業界でキャリアをスタートさせました。

製菓専門学校時代、桜林さんにはすでにひとつの大きな気づきがありました。

自分よりもお菓子づくりが大好きで上手な子がたくさんいる——それを目の当たりにして、「あ、私はもうやらなくていいや」と思ったそうです。

これ、最初に読んだときちょっと驚きませんでしたか?

でも、これがのちの桜林さんの生き方の原点になっています。

専門学校卒業後は都内の洋菓子店に就職しましたが、お菓子を作る仕事ではなく、経理・在庫管理・材料の手配・商品開発・広報・人事といった、いわゆるお菓子屋さんのバックオフィス業務全般を12年間担当しました。

お菓子づくりから距離を置いたのはなぜ?

「自分よりうまい人がいるなら、その人に任せればいい」という桜林さんの考え方は、当時から一貫しています。

お菓子づくりへの情熱が大きかったからこそ挫折する人も多い中、桜林さんは早々に方向転換して自分が得意なことを探した。

これは、「向いていないことを必死にがんばる必要はない」という彼女の哲学と地続きです。

12年間の会社員生活では、洋菓子製造販売のありとあらゆる実務を経験。

この蓄積が、後に起業したときの大きな武器になります。

桜林さんにとって洋菓子業界でのキャリアは「夢を追いかけた結果」ではなく、「自分にできることを選んだ結果」でした。

23歳で結婚・出産し翌年シングルマザーになった経緯

桜林さんは、2002年に結婚・出産し、その翌年にはシングルマザーになったとされています

当時23歳という若さでの出産・そして離婚——想像するだけでも、どれほど大変だったか。

仕事を続けながら一人娘を育てるというのは、20代の若い女性にとって並大抵のことではありませんでした。

その後12年間、桜林さんは洋菓子業界での会社員生活を続けながら、ひとりで娘を育てていきます。

経済的な不安と時間的な制約を抱えながら、それでも仕事を辞めずに踏ん張り続けた。

ただ、桜林さん自身は当時を振り返ってこう言っています。

「今まで、ずっと『今』が大変だったから、目の前の問題を解決する以外に未来が明るくなる方法はないと思っていた」と。

将来のビジョンを描く余裕すらなかった——それが当時のリアルな状況だったんですね。

20代でのシングルマザーという経験が、桜林さんの「半分の時間で2倍稼ぐ」という発想の根底にあることは間違いありません。

幼少期の家族環境と自己形成に与えた影響

桜林さんの生い立ちを語るうえで、幼少期の家族環境は欠かせない要素です。

桜林さんは、自身の幼少期についてこんなふうに語っています。

「両親はいつも疲れていて、イライラして不機嫌だった。

ピリピリした空気を察して、わたしたち姉妹は常に気をつかっていた」と。

読んでいて少し胸が痛くなりますが、同時に、この経験が今の桜林さんを形作った大切な部分でもあることが伝わってきます。

母親からは「あなたたち子どものためにこんなに働いていて大変なのよ」という印象を受けていたそうで、「どうして我慢する必要があるんだろう?」とずっと疑問に思っていたといいます。

小学4年生くらいから、早く一人暮らしして稼げるようになりたいと思っていたとも語っています

子どもが「早く自立したい」と思うほどの家庭環境——それは彼女の「自分の力で生きていく」という強さの源になったのかもしれません。

素直さを後天的に身につけた経緯

幼少期から「素直じゃない」「考え方が暗い」「ネガティブだ」と言われ続けてきたと語る桜林さん。

でも彼女はその理由を「いいお家に生まれて、愛情をちゃんと注がれて、お金にも時間にも困らず育ったわけではなかったから仕方がない」と冷静に分析しています。

そして、会社を辞める決断をしてから独立するまでの2年間に、桜林さんは「素直な人を観察して真似する」という実験を始めます。

「どうせ私は貰えないし」と譲っていたところを、素直に「私も欲しい」と言ってみる。

すごく単純なことだけど、そうすることで本当に欲しいものが手に入ることもあった——そこから「素直でいるといいことが起こる」と気づき、後天的に素直さを身につけていったんです。

桜林さんは「ネイティブ素直」ではなく「クリエイティブ素直」として、自分の性格を自分で変えていったのです。

娘の夏休み問題が起業を決意させた転機

桜林さんが起業を決意した直接のきっかけは、娘の小学校入学でした。

小学生には夏休みが40日ほどあります。

でも当時、会社員だった桜林さんの夏休みはわずか3〜4日しかなかった。

「これが6年間も続くし、娘に学校以外の居場所をつくりたくても、親が仕事で忙しいとできない習い事もある」——そんな困りごとが重なった結果、2009年ごろに「このままではまずい」と感じ始めます。

それで桜林さんが立てたミッションが、「半分の時間で2倍稼ぐ」というものでした。

洋菓子業界は給料が低く、同じ業界で転職しても収入も忙しさもほとんど変わらない。

世帯収入は自分ひとり分しかない以上、時間の使い方を根本から変えるしかなかった。

会社を辞める決断をしてから独立するまでに、桜林さんは約2年をかけてじっくりと準備しています。

「なんとかなるでしょ」という勢いではなく、最悪の事態まで想定したうえで一歩一歩進んでいった——これも桜林さんらしいところですよね。

桜林さんが起業の軸として整理した「絶対に優先したい4つのこと」は以下の通りです。

優先事項 内容
① 夏休みをちゃんと取れる 娘と過ごす時間を確保するため
② きちんと稼げる シングルマザーとして2人で生活していくため
③ 好きに時間が使えること 気分がノったときに仕事できる環境を作るため
④ 娘の学校以外の居場所を見つける 得意なことを伸ばせる環境を娘に与えるため

この4つを満たせることが最優先で、「お菓子屋さんを開くことが夢だった」わけではなかったというのが桜林さん自身の言葉です。

12年の洋菓子経験を活かしクッキー屋を開いた理由

なぜクッキー屋だったのか。

これも桜林さんの合理的な思考がよく表れているポイントです。

桜林さんはお菓子をクッキーに絞った理由をこう説明しています。

  • 常温で保存がきくので在庫管理がしやすい
  • 場所を取らない(小さな店舗・自宅でも対応可能)
  • 一気にたくさん作れて効率が良い
  • ケーキやパンに比べて製造技術が難しくない
  • お菓子を作りたい人を雇える仕組みが作りやすい

そして主にオンラインで販売する形にしたのは、専門学校時代から実店舗を運営する大変さを知っていたから。

7坪の小さなかわいい店には、徹底的に考え抜いた経営戦略がぎゅっと詰まっていたんですね。

「お菓子屋さんのことだったら全部知っている。

むしろそれしかできないし、自分でやるしかない」という感覚で起業を選んだと桜林さんは言っています。

外から見ると「勇気ある挑戦」に映りますが、本人にとっては「これまでしてきたことをやるだけ」という最もリスクの少ない選択でした。

桜林さんの起業は「やりたいことを実現した」のではなく、「今ある武器で最適解を選んだ」結果だったのです。

桜林直子の生い立ちを調べる人向けの関連情報

桜林さんの生い立ちに興味を持ったなら、起業後の歩みや娘さんとの関係、現在の活動についても気になるところでしょう。

ここでは関連情報をまとめて紹介します。

クッキー屋「SAC about cookies」の歩みと閉店

「SAC about cookies」は、2011年に東京・渋谷区富ヶ谷の商店街にオープンしました。

元定食屋の物件を借りた7坪の小さなお店で、アイシングクッキーの専門店として人気を集めます。

開店当初から基本はオンライン販売が主体で、実店舗は渋谷に1つのみ。

「人に贈りたくなる」おしゃれなデザインのクッキーはSNS映えするとして話題を呼び、テレビ番組「セブンルール」にも取り上げられるほどの評判になりました。

しかし、2020年に新型コロナウイルスの影響を受けて閉店

店内での製造が難しくなったことが直接の理由でした。

現在はオンラインで「レモンクッキー」のみを販売する形で活動を続けています。

お店を開いたのが娘さんの幼少期だったこともあり、娘の「あーちん」さんはお店のすぐ近くで育ちました。

学校帰りにランドセルを背負ってお店に帰ってきて、店頭でスコーン「ローリングスコーンズ」を売ったり、「クッキー新聞」を作ってお客さんに配ったり——親子で一緒に作り上げたお店だったんですね。

富ヶ谷での子育てとコミュニティの繋がり

桜林さんがシングルマザーとして子育てをした舞台が、東京・渋谷区の富ヶ谷です。

もともと富ヶ谷の洋菓子店で働いていた縁でこの街に馴染みがあり、「家と職場が近いほうがいい」という実用的な理由から、娘が小学生になるタイミングで富ヶ谷に引越しを決めました。

富ヶ谷は高級住宅街のイメージがありますが、実際に住んでみると商店街があり、肉屋・八百屋・そば屋などの個人店が並んでいて、近所の人との交流がある温かい街でした。

「みんな私と娘のことを知っていたので、すごく安心して暮らせました」と桜林さんは語っています。

特に印象的なエピソードは、娘が小学3年生のときに近所のそば屋のお兄ちゃんの仕事を手伝いに行ったというもの。

知らないお店に飛び込んで「私、殻むくコツ知ってるよ!」と話しかけて卵の殻をむく手伝いをしてきた——なんかいいですよね、この話。

桜林さんは「富ヶ谷に住んでから、やっと人が怖くなくなった」と語っており、この街での生活がシングルマザーとしての孤立感を和らげ、開かれた人間関係を育む場になりました。

娘あーちんのイラストレーターとしての現在

桜林さんの一人娘「あーちん」さんは、現在イラストレーターとして活躍しています。

あーちんさんが注目されるきっかけとなったのは、2012年に「ほぼ日マンガ大賞」に入賞し、「ほぼ日刊イトイ新聞」での連載を持ったことでした。

当時まだ小学生だったあーちんさんのイラストが注目され、「たべびと」というタイトルで連載することになったんです。

桜林さんが起業時に「4つの優先事項」として掲げた「娘の学校以外の居場所を見つける」が、まさに叶った瞬間でしたね。

現在はイラストレーターとして書籍の装画や各種メディアへの寄稿など幅広く活躍しており、「SAC about cookies」のパッケージイラストも手がけていました。

母・桜林さんから「何が好きか、どうしたいかを言葉にして教えて」と育てられた結果、あーちんさんは自分の感情や希望を素直に言葉にすることを習慣にして育ちました。

「大きくなったら鳥になりたい」と18歳になっても言い続けているほど、自由な発想の持ち主だそうです。

「雑談の人」として活躍するようになった経緯

桜林さんが「雑談の人」として活動を始めたのは、2020年に開始した雑談サービス「サクちゃん聞いて」がきっかけです。

noteに投稿していたエッセイが読者に届き、「サクちゃんのように、考えて決めることができない」「一人で考えるのが難しい」という声が届くようになりました。

「だったら話すのはどうだろう」と、マンツーマンで雑談しながら不安やモヤモヤを解きほぐしていくサービスを始めたんです。

「シングルマザーでお金にも時間にも困って、めちゃくちゃ詰みパターンから始まってここまで来た経験がある。

こんな私でもできたんだと希望にしてもらえたらと思った」——そう語る桜林さんの言葉は、すごく力強いですよね。

2023年2月には、コラムニストのジェーン・スーさんとポッドキャスト番組「となりの雑談」を開始。

配信開始から約3カ月で111万回再生を突破する大ヒットとなり、現在も毎週火曜日に配信中です。

特定のテーマを事前に決めず、約15分のエピソードで2人が雑談を繰り広げる形式が人気を集めています。

「雑談の人」というポジションも、クッキー屋と同様に「夢を持って目指したもの」ではなく、自分の経験と得意なことを活かして自然に辿り着いた場所でした。

著書とポッドキャスト「となりの雑談」について

桜林さんの著書は、現在2冊が刊行されています。

1冊目:『世界は夢組と叶え組でできている』(ダイヤモンド社、2020年3月)

桜林さんの人生観を体系化した初の著書。

「夢組」(夢中になれるやりたいことがある人)と「叶え組」(やりたいことのない人、自分に弱さを感じている人)という概念を提唱し、後者の代表として桜林さん自身の経験を元に書き上げた一冊です。

「やりたいことがない」と悩む多くの人に支持を受けました。

2冊目:ジェーン・スーとの共著

2冊目:『過去の握力 未来の浮力 あしたを生きる手引書』(マガジンハウス、2024年10月31日)

ポッドキャスト「となりの雑談」の内容を書籍化したもので、ジェーン・スーさんとの共著です。

「本ならいつでも読み返せるし、そばに置いていただけたら嬉しい」と語る桜林さんのメッセージが込められています。

これら著書とポッドキャストを通じて、桜林さんは「考えることをやめない」「自分の持ち物で考える」というメッセージを多くの人に届け続けています。

桜林直子の生い立ちのまとめ

  • 1978年東京都生まれ。ニックネームは「サクちゃん」
  • 製菓専門学校を卒業後、洋菓子業界に就職。お菓子を作る業務ではなく経理・商品開発・人事など裏方業務を12年間担当
  • 幼少期は両親が常に疲れてイライラしており、姉妹で気をつかって育った
  • 小学4年生頃から早く自立したいと思っていたとされる
  • 2002年に結婚・出産し、翌年にはシングルマザーになったとされる
  • 子どもの頃から「素直じゃない」と言われ続け、卑屈さを抱えて生きていた時期があった
  • 起業前の2年間で、素直な人を真似することで後天的に素直さを身につけた(「クリエイティブ素直」)
  • 娘が小学1年生になった夏休みに危機感を覚え、2009年ごろ起業を決意
  • ミッションは「半分の時間で2倍稼ぐ」こと。「働かないための起業」と本人が表現
  • クッキーを選んだ理由は常温保存・効率・雇用のしやすさという合理的判断であり、夢ではない
  • 2011年に渋谷区富ヶ谷に「SAC about cookies」をオープン
  • 富ヶ谷での生活を通じて地域コミュニティに助けられ、「人が怖くなくなった」と語る
  • 2020年に新型コロナウイルスの影響でクッキー屋を閉店。現在はオンラインでレモンクッキーを販売
  • 一人娘「あーちん」はイラストレーターとして活躍。2012年ほぼ日マンガ大賞入賞がきっかけ
  • 2020年に著書『世界は夢組と叶え組でできている』を出版、2023年からPodcast「となりの雑談」を配信中

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