東京ヴェルディへの2027年加入が決まっている明治大学のDF、多久島良紀さん。
実はその弟さんも、地元・埼玉の高校で主将と背番号10を任されたストライカーなんです。
ただ、高校最後の選手権では「受験で欠場」という少し珍しい出来事もありました。弟さんの名前と所属、そしてその大会の結末を、分かっている範囲で順番に見ていきますね。
・多久島良紀の弟の名前と、所属していた高校・ポジション
・弟が主将として臨んだ2025年の高校選手権予選の結末
・兄・良紀とのサッカー歴の違いと、3人兄弟という家族構成
多久島良紀の弟・啓人は朝霞西高校の主将FW
まずは一番知りたい「弟はどんな人?」から。名前・高校・ポジションに加えて、主将として迎えた最後の選手権の流れを追っていきます。
弟は朝霞西高校サッカー部の多久島啓人
多久島良紀さんの弟は、埼玉県立朝霞西高校サッカー部のFW・多久島啓人さんです。
名前の読み方は、報道では確認できませんでした。
埼玉の高校サッカーを追っているWEBメディア「埼玉サッカー通信」が、2025年10月の全国高校サッカー選手権・埼玉県予選の試合レポートの中で、青森山田で選手権優勝も経験したDF多久島良紀さん(当時・明治大3年)の弟として紹介しています。
そのときの啓人さんは3年生で、チームの主将であり、背番号10を背負うエースでした。
お兄さんがJリーグ内定の選手と聞くと、弟さんも同じようにJクラブの下部組織や全国の強豪私立へ…と想像しがちですよね。
でも啓人さんが選んだのは地元の県立高校で、兄とはまったく違うルートでサッカーを続けていたんです。
| 項目 | 内容(2025年10月時点) |
|---|---|
| 名前 | 多久島啓人 |
| 高校 | 埼玉県立朝霞西高校 |
| 学年 | 3年 |
| ポジション | FW |
| 背番号 | 10 |
| 役職 | 主将 |
学年や役職はすべて2025年度の話で、2026年9月時点の所属や進学先は報道では確認できていません。
つまり、多久島良紀さんの弟は「地元の県立高校で主将を務めたエースFW」というのが、いま分かっている答えです。
弟・啓人のプレースタイルは「収めて、運んで、ターン」
啓人さんのプレーについては、チームの後輩の言葉からイメージがつかめます。
同じFWの2年生・杉川優心さんは、埼玉サッカー通信の取材に対して、啓人さんのことを一番身近なお手本であり目標だと話していました。
杉川さんによると、ボールを前線で収めるところまでは自分と同じでも、そこから運んだり、どんな状況でもターンしたりできるのが啓人さんのすごさだそうです。
前線でDFを背負ってボールを受け、そこから前を向けるポストプレーと反転が武器のストライカーだったことが伝わってきます。
さらに杉川さんは、啓人さんから「頼むぞ」と声をかけられていたこと、弟子ではないけれど育ててもらっていると感じていることも明かしています。
後輩からここまで慕われている主将って、なんかいいですよね。
プレーでも人柄でも、チームの真ん中にいた選手だったことが分かります。
主将として臨んだ2025年の高校選手権予選
啓人さんにとって高校最後の大舞台となったのが、2025年秋の第104回全国高校サッカー選手権・埼玉県予選です。
朝霞西は決勝トーナメントの1回戦で叡明高校と対戦し、この試合で決勝ゴールを決めたのが主将の啓人さんでした。
チームの目標は「ベスト8」。
学校のサッカー部日誌によると、朝霞西は私立のような施設もなく、部員もそれほど多くないチームだそうです。
そんなチームのエースとして、自分のゴールで初戦を突破したわけですから、ここまでは理想的な滑り出しでした。
受験で欠場した2回戦と創部初の16強
ところが2回戦の前に、思わぬ事態が起きます。
2025年10月19日の花咲徳栄戦(与野八王子グラウンド)に、主将の啓人さんは入試のため出場できなかったんです。
高校3年生の秋は、入試が始まる時期。試合日程と受験日がぶつかってしまったんですね。
どこの学校を受験したのかは報じられていません。
エースで主将が不在、しかも初戦のあとにけが人も複数出ていて、チームはかなり苦しい状況でした。
それでも朝霞西は先制されたあと前半38分に同点に追いつき、延長を終えても1-1。
PK戦を7-6で制して、選手権では創部以来初となる県ベスト16を決めました。
同点ゴールを決めたのは、先ほどの杉川さん。啓人さんのために決めたかったと話していて、試合後に連絡しようかなと笑っていたそうです。
自分がいない試合で、後輩が自分のために点を取ってくれる……じんわりしますよね。
ゲーム主将を務めたDF橋本怜弥さんも、次はキャプテンの多久島くんも戻ってくるので言い訳はできない、という趣旨の話をしています。
啓人さんはピッチにいなくても、チームの合言葉の中心にいたことが分かります。
復帰した3回戦・聖望学園戦の結末
そして迎えた3回戦。2025年10月25日、相手は前年度ベスト4で、県1部リーグ(S1)に所属する聖望学園でした。
勝てば目標のベスト8、そして念願のスタジアムでのプレーが見えてくる一戦です。
この試合には啓人さんも主将として戻ってきました。
朝霞西は何度もゴールに迫られながら粘り強く守り、後半にはキャプテン・啓人さんのヘディングシュートという決定機もありました。
しかしゴールは奪えず、0-0のまま延長戦へ。
延長前半の立ち上がりにクロスを押し込まれて先制され、前半終了間際にも失点。
結果は朝霞西0-2聖望学園(延長)で、ベスト8にはあと1歩届きませんでした。
| 回戦 | 日付 | 対戦相手 | 結果 | 啓人さん |
|---|---|---|---|---|
| 1回戦 | 2025年10月 | 叡明 | 勝利 | 決勝ゴール |
| 2回戦 | 2025年10月19日 | 花咲徳栄 | 1-1(PK7-6) | 入試で欠場 |
| 3回戦 | 2025年10月25日 | 聖望学園 | 0-2(延長) | 出場・ヘディングシュート |
あのヘディングが決まっていたら……と思うと、正直ちょっと悔しくなりますね。
学校の日誌は、ベスト8には届かなかったものの創部以来初のベスト16を達成できた、と締めくくっています。
弟・啓人さんの高校最後の選手権は、自らの決勝点で始まり、延長戦での惜敗で幕を閉じました。
兄と弟のサッカー歴の違い
兄弟でここまで道が違うのも、多久島家の面白いところです。
兄の良紀さんは、小学生のころから大宮アルディージャのU12・U15に所属し、高校は青森の強豪・青森山田へ。
一方の啓人さんは、地元の県立・朝霞西高校で主将を務めました。
| 項目 | 兄・良紀 | 弟・啓人 |
|---|---|---|
| ポジション | DF(センターバック・サイドバック) | FW |
| 高校 | 青森山田高校(青森) | 朝霞西高校(埼玉・県立) |
| 高校での役職 | 主将(3年時) | 主将(3年時) |
| 高校選手権 | 2年時にチームが全国優勝、3年時は全国ベスト8 | 埼玉県予選で創部初のベスト16 |
守る兄と、点を取る弟。ポジションは正反対ですが、2人とも高校3年で主将を任されているのは共通しています。
兄の良紀さんは埼玉県朝霞市の出身で、弟の啓人さんも同じ朝霞市にある高校でプレーしていました。
地元・朝霞から全国へ出た兄と、地元に残ってチームの歴史を作った弟。どちらもかっこいいですよね。
家族は両親と男3人兄弟で本人は次男
日刊スポーツが掲載した良紀さんのプロフィールには、家族は両親、兄、弟と書かれています。
つまり多久島家は男3人兄弟で、良紀さんは次男、啓人さんは三男ということになります。
お兄さんについては、名前や職業、サッカー経験の有無などは報道で確認できませんでした。
2026年1月に東京ヴェルディへの加入内定が発表されたとき、良紀さんはクラブを通じて、紆余曲折ありながらも支えてくれた家族への感謝を真っ先に口にしています。
高校2年での大けがを含めた長い道のりを、両親と兄弟がそばで支えてきたんでしょうね。
兄弟の具体的な仲の良さを語ったエピソードは出ていませんが、家族全体で良紀さんのプロ入りを支えてきたことは本人の言葉から伝わってきます。
多久島良紀の弟を調べる人向けの関連情報
ここからは、弟について調べている人が一緒に気にしているお兄さん・良紀さん本人の情報をまとめます。
兄の利き足は左と紹介されている
サッカー専門メディアのゲキサカは、2022年のインターハイ前の注目選手企画で、良紀さんを「左利きが3人そろってしまうが、それでも選びたい存在」と紹介していました。
このことから、良紀さんの利き足は左とみられます。
青森山田では2年時に不動の左サイドバックとしてプレーしていて、左利きのDFとして評価されてきた選手です。
日刊スポーツは、対人プレーやヘディングの強さに加えて、攻撃の起点になる縦パスやロングボールも持ち味だと伝えています。
左足からのビルドアップができるセンターバック、というのが良紀さんの大きな武器です。
兄のプロ入りは東京ヴェルディに2027年加入内定
良紀さんのプロ入りについては、2026年1月31日、東京ヴェルディが2027年からの加入内定を発表しています。
クラブ発表のプロフィールは次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 生年月日 | 2004年6月30日 |
| 出身地 | 埼玉県朝霞市 |
| 身長・体重 | 181cm・78kg |
| 経歴 | 大宮U12-大宮U15-青森山田高-明治大 |
本人はコメントで、幼いころからの夢だったプロサッカー選手としてのキャリアを、歴史と伝統のあるクラブでスタートできることがうれしいと話しています。
明大進学のときには「4年後にプロ選手」を目標に掲げていたので、その言葉どおりの結果になりました。
なお、実際にJリーグの公式戦に出場するかどうかや、起用されるポジションは今後決まることなので、現時点では分かりません。
兄の青森山田時代の実績と右膝の大けが
良紀さんの高校時代は、実績と大けがの両方がありました。
青森山田では1年時の全国選手権で唯一の1年生としてメンバー入りし、途中出場で選手権デビュー。
2年時は左サイドバックの主力でしたが、2021年11月に右膝の前十字靭帯を断裂して手術を受けています。
チームはその年の選手権で優勝し、全国総体・プレミアリーグEASTと合わせて3冠を達成しましたが、良紀さんはピッチの外からサポートする立場でした。
これは本人にとってかなりきつかったと思います……。
それでも2022年6月に復帰し、3年時は主将としてチームを引っ張りました。
ラストイヤーの選手権はベスト8で敗退しましたが、個人として優秀選手に選ばれ、日本高校選抜でもプレーしています。
兄の明治大学での現在(2026年9月時点)
良紀さんは2023年に明治大学(文学部)へ進学しました。
明大でもDFとしてプレーを続け、2025年には全日本大学選抜にも選ばれています。
2026年9月時点では4年生で、明治大学体育会サッカー部の選手紹介や、明治大学連合父母会の応援会の案内で副主将として紹介されています。
卒業後の2027年から東京ヴェルディでプロとしてのキャリアが始まる予定です。
兄は大学最終年を副主将として過ごしながらプロ入りを待っている、というのが2026年9月時点の状況です。
多久島良紀の弟のまとめ
- 多久島良紀の弟は多久島啓人で、埼玉県立朝霞西高校サッカー部のFWだった
- 啓人は2025年度に3年生で、主将と背番号10を任されていた
- 兄弟関係は埼玉サッカー通信の試合レポートで紹介されている
- 後輩の証言では、前線で収めて運び、どんな状況でもターンできるのが持ち味
- 2025年の選手権埼玉県予選1回戦・叡明戦で決勝ゴールを決めた
- 2回戦の花咲徳栄戦は入試のため欠場した
- 主将不在の中、朝霞西はPK戦を制して創部初の県ベスト16に進んだ
- 3回戦の聖望学園戦に復帰し、後半にヘディングシュートを放った
- 聖望学園戦は延長の末0-2で敗れ、目標のベスト8には届かなかった
- 2026年9月時点で、弟の進学先や現在の所属は報道で確認できない
- 多久島家の家族構成は両親と男3人兄弟で、良紀は次男
- 長男の名前や職業は公表されていない
- 兄・良紀はDFで利き足は左と紹介されている
- 兄・良紀は2027年から東京ヴェルディに加入することが内定している
- 2026年9月時点で兄・良紀は明治大学4年で副主将を務めている

