広島カープの代走の切り札として侍ジャパンにも選ばれた辰見鴻之介さん。
その兄弟について調べてみると、同じく足を武器にする野球選手の弟がいることが分かりました。
兄の一軍デビューを見た弟が口にした一言には、ちょっとグッとくるものがあります。
・辰見鴻之介さんの弟・辰見大成さんの学年と経歴
・兄弟が同じ中学チームから別々の大学へ進んだ流れ
・辰己涼介さんとの関係と、兄に兄弟がいるのか
辰見鴻之介の兄弟は2学年下の弟・辰見大成
辰見鴻之介さんには、同じく足を武器にする野球選手の弟がいます。中学のチームから大学時代の活躍、兄へのコメントまで、分かっていることを順番に見ていきますね。
弟は2学年下の辰見大成
辰見鴻之介さんの兄弟として名前が分かっているのは、弟の辰見大成(たつみ たいせい)さんです。
2024年4月の西日本スポーツの記事で、九州産業大学の辰見大成さんについて「兄は楽天の辰見鴻之介」と紹介されています。
つまり、兄弟の関係は新聞記事ではっきり確かめられる形になっているんですね。
学年の差は2つです。
鴻之介さんは2000年11月24日生まれで、西南学院大学4年生だった2022年秋にドラフト指名を受けました。
一方の大成さんは、2024年春の時点で九州産業大学の4年生でした。
アマチュア野球のデータサイトでも、大成さんは2002年度生まれ、鴻之介さんは2学年上と登録されています。
| 項目 | 兄・辰見鴻之介さん | 弟・辰見大成さん |
|---|---|---|
| 生まれ | 2000年11月24日 | 2002年度生まれ |
| 中学のチーム | ヤング福岡東コンドル | ヤング福岡東コンドル |
| 高校 | 福岡県立香住丘高校 | 東海大福岡高校 |
| 大学 | 西南学院大学 | 九州産業大学 |
| 投打 | 右投右打 | 左投左打(データサイトの登録) |
| 主なポジション | 二塁手・三塁手・外野手 | 外野手・指名打者 |
弟の辰見大成さんは2学年下で、兄と同じく福岡で野球を続けてきた選手です。
兄が右投右打なのに対して、弟は左投左打として登録されているのはちょっと意外でした。
辰見鴻之介さんの兄弟は、2学年下の弟・辰見大成さんということが報道で確かめられます。
弟も中学は兄と同じヤング福岡東コンドル
兄弟は、中学時代に同じ硬式野球チームでプレーしています。
鴻之介さんは福岡市東区の香椎第3中学校に通いながら、ヤング福岡東コンドルで硬式野球をしていました。
大成さんもアマチュア野球のデータサイトで、2015年から2017年までヤング福岡東コンドルに所属していたと登録されています。
同じサイトの「プロ入りしたチームメイト」の欄には、2学年上として鴻之介さんの名前が載っています。
2学年違いなので、兄が中学3年生のときに弟が中学1年生として入ってきた計算になります。
学年がずれているので、同じチームにいた期間は1年ほどだったと考えられますね。
兄の野球の出発点はソフトボール
鴻之介さんの競技の始まりは、香椎下原小学校1年生のときに入った香椎下原ソフトクラブのソフトボールです。
5年生のときには三塁手として西日本大会で優勝しています。
その後、中学で硬式のヤング福岡東コンドルへ進んだ流れです。
弟の大成さんが小学生時代にどのチームにいたかは、公表されている情報が見当たりませんでした。
ただ、中学のチームが同じということは、兄の背中を追って同じ道に入った可能性はありそうです。
兄弟はどちらもヤング福岡東コンドル出身で、中学時代から同じチームのユニフォームを着ていたことになります。
弟は東海大福岡から九州産業大へ進学
高校からは、兄弟で進んだ道が分かれます。
兄の鴻之介さんは一般入試で福岡県立香住丘高校へ進みました。
2年生から二塁手のレギュラーになりましたが、3年夏の福岡大会は2回戦で敗れ、甲子園には出ていません。
実は鴻之介さん、高校で野球をやめるつもりだったそうです。
外国語学部のある公立大学を目指して受験勉強をしたものの、第一志望に届かず西南学院大学へ進み、そこで野球を続けることになりました。
一方の弟の大成さんは、東海大福岡高校から九州産業大学へ進んでいます。
九州産業大学は福岡六大学野球リーグの強豪で、大成さんの同級生には、のちに巨人へ入団した浦田俊輔さんがいました。
| 時期 | 兄・鴻之介さん | 弟・大成さん |
|---|---|---|
| 高校 | 香住丘高(公立・一般入試) | 東海大福岡高 |
| 大学 | 西南学院大(九州六大学リーグ) | 九州産業大(福岡六大学リーグ) |
| 大学での主な実績 | 4年春にベストナイン(二塁手) | 2024年の全日本大学野球選手権に出場 |
兄は「やめるつもりだった野球」を大学で続けてプロにたどり着き、弟は強豪大学で野球に打ち込む。
同じ福岡で育ちながら、ずいぶん違うルートを歩んでいるのが面白いところです。
弟の大成さんは東海大福岡高から九州産業大へ進み、兄とは別の大学リーグでプレーしました。
弟は九産大の2番打者で全国大会にも出場
大成さんが大学でどんな選手だったのかも見ておきましょう。
2024年4月13日、福岡六大学野球の春季リーグ開幕戦で、九州産業大学は九州工業大学に9対1の7回コールドで勝ちました。
この試合で大成さんは「2番」で出場し、2回に左前への適時打、4回にセンター越えの三塁打を打っています。
2安打1打点に2盗塁、出塁した3度とも本塁に生還という活躍ぶりでした。
1番の浦田俊輔さんと並ぶ「足」で点を取る1・2番として、西日本スポーツは2人を「スピードスター」と紹介しています。
アマチュア野球のデータサイトによると、2024年春のリーグ戦は7試合で打率.345を記録していました。
主に2番・指名打者での出場で、6月には全日本大学野球選手権にも出場し、チームはベスト8まで進んでいます。
兄弟に共通するのは「足」
兄の鴻之介さんは50メートル5秒7の俊足で、スカウトから「足の速さは12球団でも一番」と評された選手です。
弟の大成さんも、自分の売りを足だと話していました。
投げる手も打つ側も兄と逆なのに、武器は同じ「足」というのは、なんだか兄弟らしいですよね。
弟の大成さんは九州産業大の2番打者として、全国大会にも出た実力のある選手でした。
弟が語った兄の一軍デビューへの思い
兄弟の関係がいちばん伝わってくるのが、2024年春の大成さんのコメントです。
この年の3月31日、楽天にいた兄の鴻之介さんは、西武戦の延長11回に代走で一軍初出場を果たしました。
犠牲フライで本塁へヘッドスライディングして生還し、チームはサヨナラ勝ち。
ヒーローインタビューも受けています。
その2週間後、開幕戦で活躍した大成さんは、兄の姿について次のように話しています。
「自分も頑張ろうと思った。自分も結果を出すしかない」
兄の一軍での活躍が、弟にとって大きな刺激になっていたことが分かる一言です。
育成選手として入団し、支配下登録をつかんで、ようやく立った一軍の舞台。
その兄の姿を見て、弟が「自分も」と奮い立つ……なんか、じんわりしますよね。
兄弟の仲について、2人が直接語ったインタビューは見当たりませんでした。
それでも、離れた場所でお互いを意識しながら野球をしていた様子は、このコメントから十分に伝わってきます。
弟の大成さんは、兄の一軍デビューを自分の励みにしてプレーしていたことが分かります。
弟の大学卒業後の進路は公表されていない
大成さんは2024年度に九州産業大学の4年生だったので、2025年春に卒業した学年にあたります。
ただ、大学卒業後の進路は公表されていません。
ドラフト会議の候補選手をまとめたサイトでも「元九州産業大」「進路不明」となっていました。
プロ野球のドラフトで指名を受けたという記録はありません。
社会人野球や独立リーグに進んだという報道も、2026年10月時点では見つかりませんでした。
兄の鴻之介さんがプロの世界で戦っている一方で、弟の大成さんは野球を続けているのか、別の道に進んだのかは分からない状態です。
大成さんは一般の方の可能性もあるので、この記事では報道で確かめられる大学時代までの情報にとどめています。
弟・大成さんの現在については、2026年10月時点で公表されている情報はありません。
辰見鴻之介の兄弟を調べる人向けの関連情報
ここからは、辰見鴻之介さんの兄弟を調べている人が一緒に気にしている話題をまとめました。
辰己涼介とは兄弟ではなく血縁関係もない
辰見鴻之介さんの兄弟を調べると、楽天の辰己涼介さんの名前が一緒に出てきます。
結論からいうと、2人に血縁関係はありません。
「たつみ」という読みが同じなので、兄弟と間違われやすいんですね。
漢字は鴻之介さんが「辰見」、涼介さんが「辰己」です。
楽天時代は同じチームに2人の「たつみ」がいたため、スコアボードでは鴻之介さんを「辰見鴻」と表記して区別していました。
2023年7月に鴻之介さんが支配下登録された会見では、本人が「辰〝見〟です。お間違いのないように」と呼びかけて話題になっています。
辰己涼介は鴻之介を「弟」と呼んでいた
兄弟と思われやすい理由のひとつに、辰己涼介さん本人の発言があります。
2023年7月27日、辰己さんはプロ初の4安打を記録した試合のあと、前日に支配下登録が発表された鴻之介さんについて「“弟”の辰見鴻之介が支配下なった」とコメントしました。
もちろん冗談まじりの呼び方で、日刊スポーツも「血縁関係はないが読みが同じ」と書いています。
チームメートからこう呼ばれるのは、かわいがられていた証拠ですよね。
辰己涼介さんとは兄弟ではなく、読みが同じことから“弟”と呼ばれていた間柄です。
本人に兄はいるのか
辰見鴻之介さんの兄弟について、兄がいるかどうかを調べる人もいるようです。
今回調べた範囲では、鴻之介さんに兄がいるという情報は見つかりませんでした。
報道で確かめられる兄弟は、弟の大成さんだけです。
家族構成について本人が詳しく話したインタビューも見当たらないので、兄弟が何人なのかを断定することはできません。
「兄」で検索されるのは、先ほどの辰己涼介さんが鴻之介さんを“弟”と呼んだことと関係しているのかもしれません。
鴻之介さんに兄がいるという情報はなく、確認できる兄弟は弟の大成さんです。
辰巳鴻之介は名字の書き間違い
「辰巳鴻之介」と検索する人も多いのですが、正しい名字は「辰見」です。
「たつみ」には辰巳・辰己・辰見など複数の漢字があり、プロ野球ファンには辰己涼介さんの「辰己」がなじみ深いので、混ざりやすいんですね。
本人も支配下登録の会見で、わざわざ「辰〝見〟です」と念を押していました。
それだけ間違えられることが多かったのかなと思います。
辰巳鴻之介は書き間違いで、正しくは辰見鴻之介です。
本人の現在は侍ジャパンに選ばれた広島の代走の切り札
鴻之介さんの現在も見ておきましょう。
楽天では育成選手からのスタートで、一度は戦力外通告を受けて育成で再契約するなど、苦しい時期が続きました。
2025年はイースタン・リーグで最多盗塁を記録し、同年12月の現役ドラフトで広島東洋カープへ移籍しています。
2026年は自身初の開幕一軍入り。
代走として次々に盗塁を決め、9月15日のヤクルト戦で代走での盗塁26個目を決め、プロ野球のシーズン記録を更新しました。
6月に左膝のじん帯を痛めて登録を外れた時期もありましたが、7月に一軍へ戻っています。
そして2026年10月上旬、11月のアジアプロ野球チャンピオンシップに向けた侍ジャパンのメンバーに、オーバーエージ枠で選ばれました。
発表の時点で28盗塁を記録していて、NHKは「代走の切り札」として紹介しています。
本番でどんな起用になるかは、まだ分かりません。
| 時期 | できごと |
|---|---|
| 2022年10月 | 楽天から育成1位指名(西南学院大から43年ぶりのプロ入り) |
| 2023年7月 | 支配下登録 |
| 2024年3月 | 一軍初出場、代走でサヨナラの生還 |
| 2024年10月 | 戦力外通告を受け、育成で再契約 |
| 2025年7月 | 再び支配下登録、イースタン最多盗塁 |
| 2025年12月 | 現役ドラフトで広島へ移籍 |
| 2026年9月 | 代走での盗塁がシーズン記録を更新 |
| 2026年10月 | アジアプロ野球チャンピオンシップの日本代表に選出 |
鴻之介さんは2026年に広島で代走の切り札となり、侍ジャパンにも選ばれています。
本人が野球を始めたきっかけは父の影響
最後に、家族と野球の関わりについてです。
楽天の公式選手名鑑(2023年)では、鴻之介さんが野球を始めた年齢は小学1年、きっかけは父の影響と書かれています。
お父さんがどんな方なのか、野球経験があるのかといった詳しいことは、一般の方なので公表されていません。
ただ、兄弟そろって中学から同じ硬式チームに入り、大学まで野球を続けていることを考えると、家族みんなで野球を応援してきたのかもしれませんね。
鴻之介さんが野球を始めたのは父の影響で、その道に弟の大成さんも続いていったことになります。
辰見鴻之介の兄弟のまとめ
- 辰見鴻之介の兄弟として確かめられるのは弟の辰見大成
- 大成は2学年下で、2002年度生まれ
- 2024年の西日本スポーツが「兄は楽天の辰見鴻之介」と報じている
- 兄弟は中学時代、同じヤング福岡東コンドルでプレーした
- 兄は香住丘高から西南学院大、弟は東海大福岡高から九州産業大へ進んだ
- 兄は右投右打、弟は左投左打と登録されている
- 弟は九産大で主に2番・指名打者として出場した
- 2024年春の開幕戦で弟は2安打1打点2盗塁を記録した
- 弟は2024年の全日本大学野球選手権にも出場した
- 兄の一軍初出場を見た弟は「自分も結果を出すしかない」と語った
- 弟の大学卒業後の進路は公表されていない
- 楽天の辰己涼介とは血縁関係がなく、読みが同じだけである
- 辰己涼介は鴻之介を“弟”と呼んでいた
- 鴻之介に兄がいるという情報は見つからない
- 鴻之介は2026年に代走盗塁のシーズン記録を更新し、侍ジャパンに選ばれた

